友情について (岩波文庫) | 紫陽庵 casina d'ortensia
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Material : shepe

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2014.09.23 Tuesday - -
友情について (岩波文庫)

訳者は、中務哲郎。キケロー選集所収の訳を文庫化したものです。最近の文庫は文字が大きくて目に優しい。
いま使っているラテン語の教科書によく引用されるので、手に取ってみました。短いのですぐ読めます。でも、註に該当単語が挙がってないので探しにくい。

ザマの戦いでハンニバルを破った、スキーピオー・アフリカーヌス(小スキーピオー)の死後ほどなく、彼の大親友として知られたラエリウスが、自らの娘婿二人に向かって「友情」について思うところを述べた、という体裁です。一応、対話篇なのですが、殆どラエリウスの独白。タイトルも、話者「ラエリウス」がもともとで「友情について」は、その副題だったようです。
作品全体は、キケローの友人アッティクスに捧げられていて、序の部分にその旨が記されています。

ラテン語で、 友情はamicitia、 友人はamicus ですが、これらの単語は、愛amor と同源です。ラテン語では、amor は必ずしも、恋愛感情のみに限定されないのですね。

キケローその他ラテン作家たちが、友情論を記すときに念頭にあったギリシア作品では、友情は、philia、家族や友人をさす語は philos 。
一応、amor の対応語とされる eros とは別系統の単語が当てられます。

引用されてる箇所を、別記事にしてご紹介しようかな。





2008.03.19 Wednesday 22:28 本-libri-books comments(2)
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2014.09.23 Tuesday - -
Comment

ラテン語において、友情と愛の語源が同じって言うのは、面白い!
そして、ギリシア語では友人と家族をあらわす言葉が同じなのも、興味深いです。

ちょっと、日本の「お大切」の感覚に近いのかな?なんて思ったりして。
「お大切」って、最初にキリスト教が日本に渡来したときに
「愛」を「お大切」って訳したんだって。
もともと日本にはキリスト教で言うような「愛」の概念がなかったらしく、
しかも「愛」には性愛の概念も含まれてるから、使うのを避けたんだそうな。

って、コレをいつ学習してんだ?私。
はい、勤務中であります(滝汗)

 2008.03.2008/03/19 09:24


あれ?名前が表示されてない・・・
名無しで失礼しましたー。タケシです。

タケシ 2008.03.2008/03/19 17:07