ぐるぐる回れ | 紫陽庵 casina d'ortensia
備忘録とギリシア語とラテン語とイタリア語と英語とフランス語 appunti e lingue straniere
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Material : shepe

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2014.09.23 Tuesday - -
ぐるぐる回れ

フランスに行ってみて。
曲線の国だと思いました。

アヴィニョンのメリーゴーランド

こちらは、アヴィニョンの広場に置かれたメリーゴーランド。
パリで立ち寄ったショッピングセンターにもありました。

南仏、東よりのニースで車を借りた我々は途中停車をしつつも西へ走り、中央部のアヴィニョンに滞在したのでした。

村や町には、基本的に広場があって、そこから放射線状に道が広がって行きます。

それだけではなく、車だったからわかったことですが、道には交差点というものがなく、各所にロータリーが設置されています。
これは、ロータリーを知らせる標識。
ロータリー

 ロータリーに入って、ぐるぐる、ぐるぐる回りながら、それぞれの道に立てられている標識を見て、行きたい場所に通じている道を見極めて、そこに入ります。
 信号ではないので渋滞にもならず、間違えてると思ったら元の道に戻ることもできるので、合理的。これこそ、急がば、回れ?!

 最初の頃は、ロータリーが近づくとちょっと緊張したものですが、だんだん慣れてくると、ロータリー標識が見えるとかえって安堵感を覚えるようになりました(笑)。

 ただ、難点は、田舎道ならともかく、大きな道路になると、一端間違えたところに入ってしまうと挽回が非常に難しいこと・・・。 その他の標識がそれほど自己主張が強烈ではないことも手伝って、我々も、入りたい高速の道に入れず、同じ道を何度も通ったりしました。あれは確か、パリに北上している最中、リモージュを目指していたときだと思います。これも、ある意味、ぐるぐる、だけど(苦笑)。

 標識には、かならずしも自分の目的地が出る訳ではなく、大きな都市や手近な町の名前が出るので、よっぽど地理に通じているのでなければ、地図と首っ引きです。また、ロータリー後に道が真っすぐとは限らないので、こっちの方角という判断も当てになりません。これって、やっぱり、人工的なシステムと合理性への信頼なんだろうか、などと恐れ入ったりしつつ、一人ドライバーは大変だわと思ったことでした。

交差点ではなく、ロータリー。
それは、何というか、直線的嗜好とはちがうものを感じさせました。

そんなことをますます思わせたのは、建物。
これは、ある建物の壁を下から見上げたところの写真(@アヴィニョン)。
膨らむ壁

膨らんでるのが、わかります??
まっすぐじゃないの!

さらに、これ。
アヴィニョンで滞在したホテルの見取り図。
アヴィニョンのホテル

生きているみたい・・・。


 帰国後、建築関係の友人に訊いたところ、フランスでは、建物の外観を変えてはいけないという法律があって、その分、内側は、日本ではありえないほどに手が加えられているのだそうです。二つの部屋を一つにするくらい当たり前だし、二階と三階をぶち抜いて一つにしてしまったり、配線や配管を付けなおす際に壁を厚くしたりと何でもありで、リリリリリリフォームを重ねた結果、何とも奇妙な建物空間が出来上がるのだとか。むう。
実は、日本にも、こういうのを取り入れたら、建築コストが削減できるのではないか、と検討されたことがあったそうですが、耐震強度の制限などで、とても真似できる代物ではないと断念されたらしい。


いろいろの事情が、重なりあって、何とも、不思議で、魅力的なものができあがっちゃっているということなのでした。

2006.04.28 Friday 16:47 旅行-viaggi-travels comments(0)
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2014.09.23 Tuesday - -
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